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全国の名称列車(特にJR)を全て自分の撮影した写真で紹介。 過去の記事も随時最新のものに更新しています。
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特急「北越」

485系1000番台電車(国鉄色/金沢駅・上沼垂色/直江津駅)※2枚目の画像はtatsuさん提供

485系3000番台電車(金沢駅)

「北越」は1969年に大阪~新潟間の臨時特急として運行を開始。1970年に定期列車化され、1978年には金沢を境に運行系統を分断。西側を「雷鳥」、東側を「北越」とした。

車両は485系で、国鉄色・上沼垂色の1000番台、リニューアル車の3000番台で運行されていた。

北陸新幹線金沢延伸開業に伴う北陸本線の第三セクター化や485系電車の老朽化などにより、2015年春のダイヤ改正をもって廃止となった。

【廃止時のデータ】
運行区間
金沢~新潟
経由線区
北陸本線信越本線
停車駅
金沢-(津幡)-(石動)-高岡-(小杉)-富山-(滑川)-魚津-(黒部)-(入善)-(泊)-糸魚川-直江津-柿崎-柏崎-長岡-見附-東三条-加茂-新津-新潟
※カッコ内の駅は一部列車が停車

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寝台特急「日本海」

EF81形電気機関車24系客車 (大阪駅)

「日本海」は関西と東北を結ぶ急行列車として1947年に運行を開始し、1968年には特急列車化された。
2往復が運転されていたが2008年3月改正で減便となり、晩年は1往復のみの運行となっていた。1988年の青函トンネル開通時から2006年までは函館まで乗り入れていた便があった。

機関車は福井地域鉄道部敦賀運転派出に所属するEF81形が全区間で牽引。日によってはトワイライトエクスプレス塗色の機関車が牽引する日もあった。
客車はJR東日本青森車両センター所属の24系。2008年3月改正までは、JR西日本宮原総合運転所の24系が使用されていた。

2012年3月のダイヤ改正で「きたぐに」とともに定期運行を廃止、多客期に運転される臨時列車となり、さらに2013年1月の運行をもって完全に廃止となった。

【廃止時のデータ】
運行区間
大阪~青森(臨時列車)
経由線区
東海道本線・湖西線・北陸本線信越本線・羽越本線・奥羽本線
停車駅
大阪-新大阪-京都-敦賀-福井-加賀温泉-金沢-高岡-富山-魚津-糸魚川-直江津-新津-鶴岡-酒田-羽後本荘-秋田-東能代-鷹ノ巣-大館-大鰐温泉-弘前-青森

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特急「オーシャンアロー」

283系電車(新大阪駅)

「オーシャンアロー」は1996年に運行を開始し、当初は「スーパーくろしお・オーシャンアロー」という列車名で運転されていた。振り子式車両の283系を使用し、同じ路線を走る「くろしお」「スーパーくろしお」よりも所要時間を短縮、停車駅も少なめに設定されていた。

283系の新宮方先頭車はパノラマ型グリーン車となっている。また3号車には展望ラウンジが設けられている。

なお、この列車は「はるか」「くろしお」などと同じく大阪駅を通らず、新大阪から梅田貨物線を経由して大阪環状線に入っていた。

2012年3月のダイヤ改正で「くろしお」に列車名が統合され「オーシャンアロー」の名称は消滅したが、283系は現在も活躍を続けている。

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特急「スーパーくろしお」

381系電車(新大阪駅)

「スーパーくろしお」は1989年に運行を開始。381系により1日6往復運行され、新宮側の先頭車はパノラマ型グリーン車が連結されていた。
「はるか」「くろしお」などと同じく大阪駅を通らず、新大阪駅から梅田貨物線を経由して大阪環状線に入っていた。

2012年3月のダイヤ改正で「くろしお」に統合され、「スーパーくろしお」の愛称は消滅となった。また、287系の投入により381系の今後の動きが注目されていたが、2015年秋に元「しらさぎ」用の683系を「くろしお」用の289系に改造して投入したのと入れ替わりで、381系は「くろしお」運用から撤退した。

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特急「スーパーあずさ」

E353系電車(甲府駅)

「スーパーあずさ」は「あずさ」の速達種別として1994年に運行を開始。JR東海の「しなの」と並んで中央本線の看板特急の一つとなっており、廃止時は新宿~松本間の全18往復中8往復が「スーパーあずさ」での運行となっていた。2017年秋から新たにE353系が投入され、2018年のダイヤ改正で全列車が統一された。

E351系電車(下諏訪駅)

運行開始から2018年のダイヤ改正まではE351系で運行されており、JR東日本が製造した車両としては初めて「E」を形式に付けた車両であった。振り子式による車体傾斜装置を採用し、カーブの多い中央本線でのスピードアップに大きく貢献した。

2019年のダイヤ改正で「かいじ」も含め中央東線の特急は全てE353系に統一され、同時に「スーパーあずさ」の愛称は廃止となった。

【廃止時のデータ】
運行区間
東京・新宿~松本
経由線区
中央本線・篠ノ井線
停車駅
東京-新宿-(立川)-八王子-(大月)-(石和温泉)-甲府-(韮崎)-(小渕沢)-茅野-上諏訪-(下諏訪)-(岡谷)-(塩尻)-松本
※カッコ内の駅は一部列車が停車

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快速「ムーンライトながら」

185系電車(名古屋駅)

「ムーンライト」の名称がなかった時代は、165系「急行形電車」を使用した夜行列車として運転されており「大垣夜行」という愛称がついていた。1996年に373系に置き換えられ、「ムーンライトながら」の愛称となった。
それからしばらくは9両編成で運転され、大垣行きの列車は豊橋~大垣間で各駅に停車(ただしホーム長が足りなかった三河塩津と尾頭橋は通過)して始発列車の仕事もこなしていた。

しかし高速バスなどの台頭などにより2009年に定期運行廃止・臨時列車化され、春休み、夏休み、冬休み期間を中心とした運行となった。同時期に発売される青春18きっぷを乗車券として利用できることから旅行客の人気を集め、晩年は発売開始即日で指定席券が売り切れてしまうほどの人気で、車両は183系・189系を経て、2013年冬季からは185系によって運行された。

2021年ダイヤ改正発表時に臨時列車としては異例の運行終了告知がなされ、大垣夜行時代からの長い歴史に幕を閉じた。直前の2020年は新型コロナウイルス感染症流行の影響もあり、同年の春休み期間が最後の設定となった。

過去の車両
183・189系電車(名古屋駅)

373系時代の臨時ムーンライトながら、および臨時化から2013年夏季までは、JR東日本の183・189系が使用されていた。

373系電車

定期列車時代はJR東海の373系で運行され、長良川の鵜飼をイメージしたヘッドマークがついていた。

【廃止時のデータ】
運行区間
東京~大垣(臨時列車)
経由線区
東海道本線
停車駅
東京-品川-横浜-(小田原)-沼津-静岡-浜松-(豊橋)-名古屋-岐阜-大垣
※小田原には大垣行き、豊橋には東京行きが停車

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特急「文殊」

183系電車(新大阪駅)

「文殊」は1996年にそれまで走っていた臨時急行「みやづ」を電車特急化して運行を開始し、廃止まで183系電車で運行されていた。北近畿タンゴ鉄道線への直通運転により新大阪~天橋立間を結び、「北近畿ビッグXネットワーク」の一角を担っていた。

2011年3月12日のダイヤ改正で「文殊」は「タンゴエクスプローラー」と共に廃止され、定期運行で大阪~天橋立間を直通する列車は消滅した。

【廃止時のデータ】
運転区間
新大阪~天橋立
経由線区
東海道本線・福知山線・北近畿タンゴ鉄道宮福線・宮津線
停車駅
新大阪-大阪-尼崎-宝塚-三田-篠山口-柏原-福知山-大江-宮津-天橋立

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特急「雷鳥」

485系電車(大阪駅)

「雷鳥」は1964年に運行を開始し、長きにわたり関西と北陸を結ぶ特急列車として活躍した。一時は食堂車やお座敷車両を連結した列車も運行され、1985年にはパノラマ型グリーン車とラウンジカーを連結した「スーパー雷鳥」も登場した。

晩年は485系国鉄色車で運行されていたが2011年3月11日限りで廃止となり、681系・683系による特急「サンダーバード」に統一された。
廃止時は1日1往復が運行されており、車両の大阪側1号車にはパノラマ型グリーン車が連結されていた。

【廃止時のデータ】
運転区間
大阪~金沢(1往復)
経由線区
東海道本線・湖西線・北陸本線
停車駅
大阪-新大阪-京都-(堅田)-(近江今津)-敦賀-武生-鯖江-福井-芦原温泉-加賀温泉-小松-金沢
※カッコ内は一部列車が停車

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