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特急「にちりん」

787系電車(宮崎駅)

「にちりん」の歴史は古く、50年以上前の1968年に運行を開始した。当時は博多~西鹿児島(現・鹿児島中央)間を日豊本線経由で結ぶロングラン列車だったが、系統分割などで現在は主に大分~宮崎空港間の運行となっており、大分駅で特急「ソニック」と接続をとるパターンが多い。

派生種別として特急「にちりんシーガイア」があり、こちらは博多~宮崎空港間を通して運行される。過去には夜行特急「ドリームにちりん」が運行されていた他、485系が主力だった当時に新製投入された783系を使用する列車を「ハイパーにちりん」と称した時期もあった。

宮崎~宮崎空港間は特急券不要の特例が設定されており、この区間は乗車券のみで普通車自由席を利用できる。

783系電車(大分駅)

2021年ダイヤ改正までは783系も運用に就いており、現在も787系の代走としてまれに運行されることがある。

運行区間
小倉・大分~佐伯・宮崎・南宮崎・宮崎空港
経由線区
日豊本線・日南線・宮崎空港線
停車駅
小倉-行橋-宇島-中津-柳ヶ浦-宇佐-杵築-亀川-別府-大分-鶴崎-(大在)-(幸崎)-臼杵-津久見-佐伯-延岡-南延岡-(門川)-日向市-高鍋-佐土原-(宮崎神宮)-宮崎-南宮崎-宮崎空港
※カッコ内は一部列車が停車

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特急「ゆふ」

キハ185系気動車(博多駅)

「ゆふ」はこれまで急行列車として運行されていたものを1992年に特急列車に格上げを行って運行を開始した。同じく久大本線で運行されている「ゆふいんの森」と比べ停車駅が多く設定されている。

車両はキハ185系で、JR四国で余剰となったものをJR九州が買い取った上で運行されている。同じ形式を使用する列車に「九州横断特急」もあるが、車両運用は区別されている。

運行区間
博多~大分・別府
経由線区
鹿児島本線・久大本線・日豊本線
停車駅
博多-二日市-鳥栖-久留米-(久留米大学前)-(田主丸)-筑後吉井-(うきは)-日田-天ヶ瀬-豊後森-豊後中村-由布院-湯平-向之原-大分-別府
※カッコ内は一部列車が停車

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特急「指宿のたまて箱」

キハ47形気動車(指宿駅)

「指宿のたまて箱」はJR九州のD&S列車の一つとして、2011年の九州新幹線全線開業に合わせ運行を開始した観光特急列車。「いぶたま」の愛称で親しまれている。

車両はキハ47形の改造車で、JR九州の車両デザインでお馴染みの水戸岡鋭治が担当。繁忙期には予備編成のキハ140形が連結され3両編成での運行となる。
車窓の目玉となる錦江湾や桜島が見える海側を向いた座席や、キッズチェア、ソファー席などが設置されている他、浦島太郎伝説にちなんで車両から玉手箱の煙に見立てたミストが噴射されるギミックも仕掛けられている。

運行区間
鹿児島中央~指宿
経由線区
指宿枕崎線
停車駅
鹿児島中央-喜入-指宿

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新幹線「つばさ」

新幹線E3系1000番台電車(山形駅)

新幹線E3系2000番台電車(大宮駅・現塗装/旧塗装)

「つばさ」は元々在来線特急として上野~秋田間を奥羽本線経由で運行していたが、山形新幹線の開業により現在の新幹線列車となった。

現在の車両は先に「こまち」として導入されたE3系0番台と兄弟編成となるE3系1000番台/2000番台で、両車はヘッドライトの形状などで一部デザインが異なる。山形新幹線開業から2010年までは400系も運行されていた。2024年のダイヤ改正からは新たにE8系も投入されている。
ほとんどの列車は東京~福島間で東北新幹線「やまびこ」を併結しており、E8系で運行する列車はE5系と連結し最高時速300キロで走る。

運行区間
東京~山形・新庄
山形~新庄
経由線区
東北新幹線・山形新幹線
停車駅
東京-(上野)-大宮-(宇都宮)-(郡山)-福島-米沢-(高畠)-(赤湯)-(かみのやま温泉)-山形-天童-さくらんぼ東根-村山-大石田-新庄
※カッコ内は一部列車が停車

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特急「きぬがわ」

253系1000番代電車(新宿駅)

「きぬがわ」はJR東日本・東武鉄道の相互直通特急として2006年に運行開始。鬼怒川温泉へ向かう東武線直通の特急列車は2種類あるが、東武の車両を使用する列車は「スペーシアきぬがわ」、JRの車両を使用する列車は「きぬがわ」として区別されている。

253系は元々特急「成田エクスプレス」として使用されていた車両で、E259系への置き換え時に余剰となった一部編成を改造した。なお、「スペーシアきぬがわ」と違い個室の設定は無く、全車普通車となっている。

相互乗り入れは栗橋駅の連絡線を介して行われており、デッドセクションが設置されている他、運転停車で乗務員の交代が行われる。

運行区間
新宿〜鬼怒川温泉
経由線区
湘南新宿ライン(山手線・東北貨物線)・東北本線東武日光線・鬼怒川線
停車駅
新宿-池袋(JR)-浦和-大宮(JR)-栃木(東武)-新鹿沼-下今市-東武ワールドスクウェア-鬼怒川温泉

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新幹線「はくたか」

新幹線E7/W7系電車(大宮駅)

「はくたか」は北陸新幹線の速達タイプの列車として全線開通時に運行を開始した。列車名称は元々在来線特急として運行されていたものをそのまま引き継いでいる。
東京~長野間は「あさま」も運行されている関係で停車駅はある程度絞られているが、長野以遠はほとんどの列車が各駅停車となり、再速達タイプの「かがやき」が停車しない駅をカバーしている。

車両はJR東日本所属のE7系とJR西日本所属のW7系が使用されている。JR西日本では初めての「グランクラス」設定列車となっている。

運行区間
東京~金沢・敦賀(区間運行列車あり)
経由線区
東北新幹線・上越新幹線・北陸新幹線
停車駅
東京-上野-大宮-(高崎)-(安中榛名)-(軽井沢)-(佐久平)-(上田)-長野-(飯山)-上越妙高-糸魚川-黒部宇奈月温泉-富山-新高岡-金沢-小松-加賀温泉-芦原温泉-福井-越前たけふ-敦賀
※カッコ内は一部列車が停車

在来線特急時代の「はくたか」について
北越急行681系2000番台電車

北越急行683系8000番台電車

JR西日本681系0番台電車

在来線特急時代の「はくたか」は1965年から1982年まで上野~金沢間の特急列車として運行され、その後上越新幹線連絡を目的とした特急として1997年に運行開始。福井・金沢・和倉温泉~越後湯沢間を合計13往復運行していた。

車両は北越急行から681系2000番台・683系8000番台、JR西日本から681系0番台がそれぞれ運用に就き、路線全体が高速運行に対応している北越急行ほくほく線内では最高時速160kmで運行されていた。これは、京成上野~成田空港間を走る「スカイライナー」と並び、新幹線以外の鉄道では国内最速であった。

2014年の北陸新幹線金沢延伸開業によって「はくたか」は新幹線の名称となり、ダイヤ改正の前日をもって在来線特急としての運行を終了。両社が保有していた車両のうち、JR西日本の車両は「しらさぎ」へ転用、北越急行の車両はJR西日本へ売却という形になった。

【廃止時のデータ】
運行区間
福井・金沢・和倉温泉~越後湯沢
経由線区
JR北陸本線・JR七尾線JR信越本線北越急行ほくほく線JR上越線
停車駅
福井-芦原温泉-加賀温泉-小松-金沢-(石動)-高岡-富山-(滑川)-(魚津)-(黒部)-(入善)-(糸魚川)-直江津-(十日町)-(六日町)-越後湯沢
※和倉温泉~金沢間…和倉温泉-七尾-羽咋-金沢
※カッコ内の駅には一部列車が停車

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新幹線「みずほ」

新幹線N700系7000/8000番台電車(鹿児島中央駅)

「みずほ」は九州新幹線の再速達種別として、2011年の全線開通時に運行開始。共にデビューした「さくら」と同じく、元々寝台特急として運行されていた列車の名称を新たに用いることとなった。
朝夕を中心に運行される。山陽新幹線内では「のぞみ」と同等の位置づけがされており、停車駅もかなり絞られている。

車両はN700系の8両編成で、西日本所属車は7000番台、九州所属車は8000番台を名乗る。

運行区間
新大阪~鹿児島中央
経由線区
山陽新幹線九州新幹線
停車駅
新大阪-新神戸-(姫路)-岡山-(福山)-広島-(新山口)-小倉-博多-(久留米)-熊本-(川内)-鹿児島中央
※カッコ内は一部列車が停車

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新幹線「ひかりレールスター」

新幹線700系7000番台電車(新山口駅)

「ひかりレールスター」は「ひかり」の派生種別として2000年に運行開始。これまでも山陽新幹線では「ウエストひかり」「グランドひかり」といった、専用車両を用いた列車を運行しており、「ひかりレールスター」も700系7000番台の固定運用となっている。8両編成で、新幹線としては珍しい個室席も備えている。

毎時1~2本の運行が継続されていたが、2011年の九州新幹線全線開業で多くのスジを「さくら」に譲ることとなり、現在定期列車としてはわずかな本数が残るのみとなっている。

運行区間
博多・小倉~岡山・新大阪
経由線区
山陽新幹線
停車駅
博多-小倉-(新下関)-新山口-徳山-新岩国-広島-東広島-三原-(新尾道)-福山-(新倉敷)-岡山-姫路-西明石-新神戸-新大阪
※カッコ内は一部列車が停車

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特急「いさぶろう・しんぺい」

キハ140形気動車・キハ47形気動車(人吉駅)

「いさぶろう・しんぺい」のルーツはJR九州のD&S列車の中では古く、1996年に人吉~吉松間の普通列車にこの名称を付けて運行を開始した。その後2004年には現在のキハ140形・キハ47形を改造した専用車両が投入され、現在は1往復を熊本発着の特急列車に格上げしている(人吉~吉松間は普通列車)。

列車名称は、肥薩線の人吉~吉松間が建設された当時の逓信大臣であった山縣伊三郎と、鉄道院総裁であった後藤新平が由来で、道中の矢岳第一トンネルの両入口にはそれぞれ彼らの扁額が残っている。山縣の扁額「天険若夷」に向かって走る列車が「いさぶろう」、後藤の扁額「引重致遠」に向かって走る列車が「しんぺい」となる。

「かわせみ やませみ」との併結運行時の様子(門司港駅)

2020年に発生した熊本豪雨の影響で肥薩線は全線運休となった。一時は同じく肥薩線を運行していた特急「かわせみ やませみ」と併結し、土休日を中心に博多~門司港間で運行された時期もあった。その後2024年から新たに運行を開始する観光列車の種車として転用されることが決まり、運行終了となった。

【運行終了時のデータ(肥薩線運行時)】
運行区間
熊本・人吉~吉松
経由線区
鹿児島本線・肥薩線
停車駅
熊本-新八代-八代-坂本-一勝地-渡-人吉-大畑-矢岳-真幸-吉松

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特急「ときわ」


E657系電車
(北千住駅)

元々常磐線の特急は速達タイプの「スーパーひたち」と停車タイプの「フレッシュひたち」が運行されていたが、2015年の上野東京ライン開業に伴い、それぞれ「ひたち」「ときわ」と名前を変えて運行を開始した。「ときわ」の名称は国鉄時代にも使われていた実績があったが、1985年に「ひたち」に統合される形で一時消滅しており、実に30年ぶりの復活となった。
車両は「ひたち」と同じE657系で、着席システムも同じく全車指定席となっている。

先代の停車タイプ「フレッシュひたち」E653系電車(北千住駅)


運行区間
品川・上野~土浦・勝田・高萩
経由線区
東海道本線・東北本線・常磐線(上野東京ライン)
停車駅
品川-東京-上野-(日暮里)-(柏)-(龍ヶ崎市)-(牛久)-(ひたち野うしく)-(荒川沖)-土浦-石岡-友部-(赤塚)-水戸-勝田-(東海)-大甕-常陸多賀-日立-高萩
※カッコ内は一部列車が停車

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快速「リゾートみのり」

キハ48形気動車(新庄駅)

「リゾートみのり」は、2008年の仙台・宮城DCに伴い運行を開始したジョイフルトレイン。2020年まで運行された。既存のキハ48形を五能線の「リゾートしらかみ」をヒントに改造し、鳴子峡などの眺望を存分に楽しめる大きな窓や、伊達政宗を冑をイメージした外観が特徴となっている。
臨時列車ながら陸羽東線では唯一の快速列車であり、行楽シーズンを中心に運行されていた。

【運行終了時のデータ】
運行区間
仙台~新庄
経由線区
東北本線・陸羽東線
停車駅
仙台-松島-小牛田-古川-岩出山-有備館-川渡温泉-鳴子御殿湯-鳴子温泉-中山平温泉-赤倉温泉-最上-瀬見温泉-新庄

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「湘南ライナー」

185系電車215系電車(東京駅)

「湘南ライナー」は、いわゆるホームライナーとして関東地区の東海道線で通勤ラッシュ時に運行されていた。その歴史は古く国鉄時代の1986年に運行を開始しており、車両はその当時から185系が使用されていた。また1992年には湘南ライナーとしての運用を目的に215系も投入され、晩年は当形式唯一の定期運用となっていた。

一部停車駅は乗車専用あるいは降車専用となっていたほか、下り列車については大船・藤沢以降を追加料金不要の快速列車として運行していた。また、新宿発着の「おはようライナー新宿」「ホームライナー小田原」も運行されていた。

2021年のダイヤ改正で新たに登場した特急「湘南」に置き換えられ、「湘南ライナー」は国鉄時代からの長い歴史に幕を閉じた。

【廃止時のデータ】
運行区間
東京・品川~小田原
経由線区
東海道本線・横須賀線(上りの一部)
停車駅
東京-(新橋)-品川-(大船)-藤沢-(辻堂)-茅ヶ崎-(平塚)-(二宮)-(国府津)-小田原
※カッコ内は一部列車が停車
※上りの一部列車は横須賀線経由で運行(東京駅総武地下ホーム着)

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特急「ひたち」

E657系電車(北千住駅)

「ひたち」は常磐線を代表する特急列車として1969年から運行されている。一時は「スーパーひたち」「フレッシュひたち」と名称を変えて運行された時期もあったが、2015年の上野東京ライン開業を機に速達型を「ひたち」、停車型を「ときわ」として分離した。

現在の車両はE657系。全車指定席で運行されているが、座席未指定券の購入で列車を指定せずに乗車できるシステムとなっている(座席を指定した客が来た場合は移動の必要あり)。先代の651系は1989年の運行開始当初、「タキシードボディのすごいヤツ」というキャッチコピーが与えられ、在来線特急として初めて最高速度130キロでの運行を実現した。

651系電車「スーパーひたち」(上野駅)


2020年ダイヤ改正で東日本大震災以来不通となっていた最後の区間である富岡~浪江間が復旧したことにより、9年ぶりにいわき以北、仙台への乗り入れが復活した。

運行区間
品川・上野〜いわき・仙台
経由線区
東海道本線・常磐線(上野東京ライン)・東北本線
停車駅
品川-東京-上野-(柏)-(土浦)-水戸-勝田-(東海)-(大甕)-(常陸多賀)-日立-(高萩)-(磯原)-(勿来)-泉-湯本-いわき-広野-富岡-大野-双葉-浪江-原ノ町-相馬-(亘理)-(岩沼)-仙台
※カッコ内は一部列車が停車

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特急「スワローあかぎ」

651系1000番台電車(上野駅)

「スワローあかぎ」は、元々高崎線で運行されていた特急「あかぎ」のうち平日運行分を全車指定席列車として区別したものである。「スワロー」の由来は国鉄のシンボルであった「つばめ=スワロー」「座ろう」を掛け合わせたものである。

185系電車(新宿駅)

車両は特急「草津」でも運行されている651系1000番台で、過去には185系が使用されていたこともあった。

2021年ダイヤ改正で運行区間が見直され、高崎~前橋間は運行取りやめとなった。 そして2023年ダイヤ改正で全ての列車を元の「あかぎ」に統一することとなり、「スワローあかぎ」としての運行は終了となった。

【運行終了時のデータ】
運行区間
上野〜本庄・高崎
高崎~新宿
経由線区
東北本線・高崎線・(湘南新宿ライン)
停車駅
上野-赤羽-浦和-大宮-上尾-桶川-北本-鴻巣-熊谷-深谷-本庄-新町-高崎
※新宿行き(大宮以降):大宮-池袋-新宿

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特急「かいじ」

E353系電車(上野原駅)

「かいじ」は、「あずさ」のうち甲府駅発着の列車を分離して1988年に運行を開始。中央本線の特急のうち甲府・竜王までの中距離需要に重きを置いた列車で、「あずさ」よりも停車駅が多く設定されている。

臨時列車として、発着駅を変更した「はまかいじ」「むさしのかいじ」「ちばかいじ」なとの派生列車が多く存在する。

車両は2019年ダイヤ改正でE353系に統一され、全車指定席となった。これまでのE257系は東海道本線の特急に転用されたが、臨時「かいじ」の一部として運行されることもある。

運行区間
東京・新宿~甲府・竜王
経由線区
中央本線
停車駅
東京-新宿-立川-八王子-大月-塩山-山梨市-石和温泉-甲府-竜王

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特急「はちおうじ」

E353系電車(東京駅)

「はちおうじ」は、元々ライナー列車「中央ライナー」として運行されていたものを2019年ダイヤ改正より特急に格上げしたものである。車両はE353系で全車指定席だが、料金制度は「あずさ」「ひたち」などと同じシステムを採用しているため、座席未指定券の購入によって事前の座席指定をしなくても乗車が可能となっている(その席を指定した客が現れた場合は席の移動が必要)。

運行区間
東京~八王子
経由線区
中央本線
停車駅
東京-新宿-立川-八王子

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特急「ふじさん」

小田急60000形電車(御殿場駅/松田駅)

小田急線・御殿場線直通運転の歴史は古く、ルーツは1955年の準急列車までに遡る。その後長らく特急「あさぎり」として運行されてきたが、2018年ダイヤ改正より名称が「ふじさん」と改められた。小田急・JR双方の乗り入れは小田急新松田駅~JR松田駅間の連絡線を介して行われている。
現在の車両は小田急60000形ロマンスカー「MSE」で、2012年から運行を開始。JR東海の車両は乗り入れを行わない「片乗り入れ」方式となっている。

JR東海371系電車(現・富士急行8500形電車/金山駅)

現・富士急行8000形電車(元・小田急20000形電車/河口湖駅)

「MSE」導入以前はJR東海と小田急の双方が「あさぎり」用の車両を運行しており、前者は371系、後者は20000形「RSE」が運用に就いていた。2012年ダイヤ改正で運行を終了した後、両車は富士急行に譲渡され、小田急の車両は2014年に8000形「フジサン特急」として、JR東海の車両は2016年に8500形「富士山ビュー特急」としてそれぞれデビューし、奇しくも「あさぎり」以来再び顔を合わせることとなった。

運行区間
新宿(小田急)~御殿場
経由線区
小田急小田原線JR御殿場線
停車駅
新宿(小田急)-新百合ヶ丘-相模大野-本厚木-秦野-松田-(駿河小山)-御殿場
※駿河小山には一部列車が停車

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「紀州路快速」

223系0番台/2500番台電車(大阪駅)

225系5000番台/5100番台電車(福島駅/今宮駅)

「紀州路快速」は大阪市内と阪和線沿線を結ぶ列車で、ほとんどの列車が大阪環状線~日根野間で「関空快速」と併結して運行されている。一部、和歌山以南のきのくに線(紀勢本線)に直通する列車も存在する。
和歌山方面からの特急列車は全て梅田貨物線を経由して大阪駅を通らないこともあり、紀州路快速の登場によって和歌山駅から大阪駅へ乗り換えなしで行けるようになった。

運行区間
天王寺・京橋~(大阪経由)~和歌山・海南・湯浅・御坊・紀伊田辺
経由線区
大阪環状線・阪和線・紀勢本線
停車駅
天王寺-(この間各駅停車)-大阪-福島-西九条-弁天町-大正-新今宮-天王寺-堺市-三国ヶ丘-鳳-和泉府中-東岸和田-熊取-日根野-(長滝)-(新家)-和泉砂川-(和泉鳥取)-(山中渓)-紀伊-六十谷-(紀伊中ノ島)-和歌山-(この間各駅停車)-紀伊田辺
※カッコ内は一部列車が停車

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新幹線「のぞみ」

新幹線N700系電車(三島駅)

「のぞみ」は東海道新幹線の最速達種別として1992年に運行開始。翌年には山陽新幹線への乗り入れを開始し、現在では東海道新幹線区間において1時間で最大12本が運行されている。東京~博多間の走行距離1069.7kmは日本の鉄道の定期旅客列車としては最長である。現在はN700系の改良型である「N700A」と、2020年から投入された「N700S」で運行されている。

新幹線300系電車(豊橋駅)・新幹線500系電車(新大阪駅)

新幹線700系電車(東京駅)

東海道・山陽新幹線の再速達種別である「のぞみ」には、常に最新鋭の車両が投入されてきた。デビュー当時の車両は300系で、当時220km/hだった最高速度を270km/hにまで引き上げ、「午前9時の会議に間に合う」をキャッチフレーズに東京~新大阪間を2時間30分で結んだ。1997年には500系が投入され、山陽新幹線区間での300km/h運転を実現した。700系は1999年に投入され、最高速度は285km/hと500系よりは劣るものの、乗り心地や車内空間を向上した。

運行区間
東京~新大阪~博多(区間運転列車多数あり)
経由線区
東海道新幹線山陽新幹線
停車駅
東京-品川-新横浜-名古屋-京都-新大阪-新神戸-(西明石)-(姫路)-岡山-(福山)-広島-(徳山)-(新山口)-小倉-博多
※カッコ内は一部列車が停車

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新幹線「こまち」

新幹線E6系電車(秋田駅)

「こまち」は秋田新幹線の列車として1997年に運行を開始。盛岡以降は在来線である田沢湖線・奥羽本線に乗り入れて秋田まで向かうため、いわゆる「ミニ新幹線」方式の列車となっている。両線はこの列車を運行するために狭軌から標準軌に線路幅を改めている。
車両はE6系で、2013年から営業運転を開始。320km/h走行に対応しており、東北新幹線内では専らE5系「はやぶさ」と併結して運行する。

新幹線E3系0番台電車(大宮駅)

秋田新幹線開業から2014年まではE3系0番代で運行されており、両者が混在していた1年間はE6系充当分を「スーパーこまち」として区別していた。車両自体は「こまち」運用終了後も「やまびこ」「なすの」などで2020年まで使用された。

運行区間
東京・仙台~秋田
経由線区
東北新幹線・秋田新幹線
停車駅
東京-(上野)-大宮-仙台-(古川)-(くりこま高原)-(一ノ関)-(水沢江刺)-(北上)-(新花巻)-盛岡-(雫石)-(田沢湖)-(角館)-大曲-秋田
※カッコ内は一部列車が停車

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快速「HIGH RAIL 1375」

キハ100系気動車(中込駅)

「HIGH RAIL 1375」は2017年の信州デスティネーションキャンペーンに合わせて運行を開始した小海線の観光列車。名称は清里~野辺山間の国内普通鉄道最高地点である標高1375mに由来している。

キハ100系を改造した車両で運行され、座席が窓向きに配置されたペアシートや、天文に関連した書籍を多数取り揃え、天井をプラネタリウムにした「ギャラリーHIGH RAIL」などが設置されている。

「HIGH RAIL 星空」として夜間に運行される列車もあり、JR線で最も標高が高い野辺山駅で長時間停車して星空観察会が行われる。

運行区間
小淵沢~小諸
経由線区
小海線
停車駅
小淵沢-清里-野辺山-信濃川上-小海-八千穂-臼田-中込-岩村田-佐久平-小諸

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新幹線「あさま」

新幹線E7/W7系電車(大宮駅)

新幹線列車としての「あさま」は、1997年の北陸新幹線長野先行開業時にデビューした。2015年の金沢延伸以降は、東京~長野間の区間列車として運行されている。

新幹線E2系電車(大宮駅)

車両はJR東日本所属のE7系とJR西日本所属のW7系が使用されている。運行開始から2017年まではE2系が使用されていた他、一部臨時列車では200系E4系での運行もあった。

運行区間
東京・軽井沢~長野
経由線区
東北新幹線・上越新幹線・北陸新幹線
停車駅
東京-上野-大宮-(熊谷)-(本庄早稲田)-高崎-(安中榛名)-軽井沢-(佐久平)-(上田)-長野
※カッコ内は一部列車が停車

189系電車(塩尻駅・画像は「おはようライナー」)

新幹線開業以前、「あさま」は在来線特急として信越本線経由で上野~長野・直江津間を運行していた。車両は189系電車や489系電車が使用され、急勾配区間であった横川~軽井沢間では補助機関車を連結し協調運転を行っていた。
新幹線開業後、「横軽」区間は廃止となり、「あさま」は新幹線列車の名称となった。

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特急「海幸山幸」

キハ125形400番代気動車(宮崎駅)

「海幸山幸」は、JR九州の「D&S列車」シリーズ第6弾として2009年に運行を開始した観光特急。日南線の田吉以南では初となる特急列車で、土休日と、夏休みなどの長期休暇期間を中心に運行されている。

「木のおもちゃのようなリゾート列車」というコンセプトを元に、車両デザインを九州ではお馴染みの水戸岡鋭治氏が担当し、地元名産の飫肥杉を内装のみならず外装にもふんだんに使用したのが特徴である。改造元となった車両は、廃線となった高千穂鉄道に所属していたTR-400形であり、JR九州が購入の上、車両形式をキハ125形400番代と改めている。
また車内チャイム2種及び車内BGMと、出発・到着時に流れるミュージックホーン2種が収録されており、発車メロディ制作などで名高い向谷実氏が担当している。

列車名は沿線の日本神話「山幸彦と海幸彦」に由来しており、車内では客室乗務員による紙芝居の上演も行われる。また、沿線景勝地である「鬼の洗濯板」や「七つ岩(ななつばえ)」が見える付近では速度を落として運行するサービスもある。

なお、この列車が走行する宮崎~田吉間は特例として特急列車の普通車自由席に乗車券のみで乗車できる区間となっており、わずかではあるが自由席の設定があるこの列車も対象となっている。

運行区間
宮崎~南郷(臨時列車)
経由線区
日豊本線・日南線
停車駅
宮崎-南宮崎-田吉-子供の国-青島-北郷-飫肥-日南-油津-南郷

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快速「リゾートしらかみ」

HB-E300系気動車(「橅」編成・東能代駅/「青池」編成・深浦駅)

キハ40系気動車(「くまげら」編成・青森駅)

「リゾートしらかみ」は秋田~青森間を五能線経由で運行する観光列車。全車指定席の快速列車で、青春18きっぷでも乗車できる。五能線は日本海の海岸沿いの路線で、その絶好のロケーションや沿線観光地を活かし、道中では津軽三味線の演奏や観光目的での長時間停車、車内販売など様々なイベントが行われている。

ルーツは1990年から運行を開始した「ノスタルジックビュートレイン」で、その後1997年から「リゾートしらかみ」となった。現在はハイブリットシステム搭載のHB-E300系による画像の「橅」編成・「青池」編成と、キハ40系・48系を改造した「くまげら」編成の3本が専用車両として運行されている。

キハ48系気動車(初代「青池」編成・秋田駅)

こちらは1997年の「リゾートしらかみ」デビュー時から2010年まで活躍したキハ48系気動車改造の初代「青池」編成で、現在は「CRUISING TRAIN」として他線区の臨時列車などで活躍している他、現行のリゾートしらかみ専用車両が検査等で運用につけない場合に「五能線クルージングトレイン」の名で代走することもある。

運行区間
秋田~弘前・青森(臨時列車)
経由線区
奥羽本線・五能線
停車駅
秋田-追分-八郎潟-(森岳)-東能代-能代-あきた白神-岩館-十二湖-ウェスパ椿山-深浦-(千畳敷)-鯵ケ沢-陸奥森田-木造-五所川原-陸奥鶴田-板柳-藤崎-川部-弘前-新青森-青森
※森岳駅は一部停車、千畳敷駅は季節停車

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快速「べにばな」

キハ110形気動車(新潟駅)

「べにばな」は米坂線経由で新潟と米沢を結ぶ快速列車。前身は仙台~山形~新潟を結ぶ急行「あさひ」で、都市間輸送を役割とした列車だったが、徐々に運行区間を短縮して現在は米坂線内各駅停車、上越新幹線接続と米坂線内のローカル輸送を主とした列車となっている。快速運転区間は新潟~坂町で、この区間の停車駅は特急「いなほ」と同数に絞られている。車両は画像のキハ110形の他、キハE120形も使用されている。

運行区間
新潟~米沢
経由線区
白新線・羽越本線・米坂線
停車駅
新潟-豊栄-新発田-中条-坂町-[この間各駅停車]-米沢

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